予算100万円のリフォーム

床の間と和室の1部の床が腐って陥没した部屋のリフォーム・・・原因は腐朽菌の繁殖

床下換気口がないうえに防湿処理を施さなかったため腐朽菌が繁殖し床が陥没してしまいました。

松本市Y様宅様のお悩み
和室と床の間の床が陥没してどうしてよいかわからない。
戦前の建物ですがおじいちゃんが大事にしているので、何とか修理してほしい。
エバラからのご提案
とりあえず畳をあげて床下を点検したところ、腐朽菌により床が腐っていました。
昔は周りに基礎がなく床下に風が通っていたとのことでした。そのため10年くらい前に非常に寒いので、大工さんに頼んで断熱対応のサッシをに交換し、かつブロックで外周を密閉したそうです。そのため床下の換気が十分取れずこのようになったと考えられます。
そこで、つながりのある付近の床をすべて解体し防湿シートを施工し、床下換気扇を取り付けてから和室周り全体の内装リフォームを提案しました。
施工前
床の間とその全面の畳が陥没しています。
床の間の状況です。床の間の地板がゆがんで陥没しています。
廊下のフローリングがひび割れて反り返っています。
床を解体した後の状況です。
土台に腐朽菌によるカビが大量に発生しています。
床を解体した後の状況です。
束石もこのように少ないため床鳴りがしやすくなっていました。
土台の状況です。
昔の建物は、このように太鼓に落とした木材で土台にしている建物が多くみられます。
施工中
束石を補充してからビニールシートで防湿し、乾いた砂で押さえます。
新規に角材で床下地を造り、束石と木材は鋼製束で緊結します。
隣接する廊下の床も同様に防湿処理をしました。
床下地は根太の間に断熱材を敷きそのうえに合板を貼ります。
床下断熱材の施工状況です。
畳下の合板の工事です。
廊下はフローリングを貼る前に合板で捨貼りを施工します。
壁も影響があったため、左官屋さんに塗り替えてもらいました。
床下換気扇取付状況
床下吸気口取付状況
施工後
フォトギャラリー
工事完了です。
壁はすべて塗り替え、襖、障子も張り替えました。
畳の腐っていましたのですべて新しくしました。
完成した床の間です。
和室の工事完了
廊下はヒノキのフローリングで張り替えイメージチェンジしました。
廊下の状況です。
廊下の状況です。